歯並びを整えて「脱・マスク美人」
更新日:2021/05/25
すっかり生活に欠かせないアイテムとなったマスク。その使い道は、ウイルスや細菌から身を守る感染症予防だけではないという人も少なくないはず。急な来客があったとき目隠しに使う風呂敷のように、スッピンや時短メイクでの外出を手早く実現してくれる便利さもまた、見過ごせないメリットの一つですよね。
目次
マスクを外すとガッカリ…なぜ?
忙しい日々の中、私たちを大いに助けてくれるマスク。しかし、マスクが楽だからといって依存しすぎていると、口角や頬のラインの下落につながってしまうこともまた否めません。他人の視線をシャットアウトできる安心感から、緩い口元、乏しい表情で生活していると、顔の表情筋は衰え、気づかないうちに残念な口元に。マスクを外したときに周囲からガッカリされてしまうような場合は、もしかしたら、マスク生活の弊害による「下顔面」のたるみ、ゆがみに原因があるかもしれません。
お顔のイメージを決定づける下顔面
下1/3が下顔面
「下顔面」とは具体的にはどのような部位にあたるのでしょうか?美容医療の世界では、お顔を水平面でおおきく三つに分けたとき、おでこの部位を「上顔面」、眉毛から鼻の部位を「中顔面」、顎から鼻下を「下顔面」と呼びます。つまり「下顔面」とは、お顔の下1/3のことを指しており、鼻下、口元、顎周りといった顔の印象を決める重要なパーツを多く含んでいます。
下顔面の黄金比
この下顔面には、一般的な美人顔の条件とされる黄金比が存在します。鼻の下から唇の中心(上唇と下唇を合わせたライン)と、唇の中心から顎にかけての長さの比率が1:2であることが理想的な「下顔面」のバランスであると考えられています。キュッと口元が引き締まっていて、鼻下が短くすっきりしていると美人度がアップします。なお、日本人は童顔が人気な傾向にあるので上顔面、中顔面、下顔面の比率が1:1:0.8や0.85が望ましいという説もあります。
表情筋エクササイズで理想の下顔面に
マスク生活が長引き、表情筋を使う機会が少なくなると、口角が下がることで「人中」と呼ばれる鼻下と唇のあいだの距離が伸び、周囲にも疲れて老けたイメージを与えてしまいます。印象を大きく左右する下顔面のバランスは、表情筋を鍛えるエクササイズを行うことで改善することができます。運動不足による頬まわり、顎まわりのたるみにも効果覿面なので、通勤中や休憩中などのスキマ時間にぜひ取り入れてみると良いでしょう。
歯列矯正で脱マスク美人
歯並びのわるさは人中の伸びのリスク因子に
「歯並び」もまた、口角、頬まわり、顎まわり同様、マスクを外したときのイメージを決定づける、きわめて重要なお顔のパーツです。前歯が出ていたり、口ゴボ(口元が突き出ている状態)であるがために、マスクを取ることに躊躇いを感じるといったお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯並びのわるさや噛み合わせのわるさは、人中が間延びし、下顔面の乱れが生じるリスク因子にもなるため、なるべくはやい段階で歯科医に相談することが重要です。
歯列矯正で下顔面を改善
歯列矯正では、美容整形のような外科的な処置を施さなくても、歯並びを整えながら人中の伸び、頬のたるみ、顎のたるみといった下顔面のバランスを改善することが可能です。治療期間中にダウンタイムに悩まされるようなこともなく、普段通りの生活を送ることができる点も、患者さんにとっては大きなメリットになります。いつでもマスクにさよならを告げれるよう、歯列矯正で美しい口元を手に入れてみてはいかがでしょうか。
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