治療について

日本人は歯並びが悪いってホント!?

更新日:2021/06/28

「日本人は歯並びが悪い」「日本人は歯が汚い」という印象を海外から持たれていることをご存知でしょうか?

少しショッキングかもしれませんが、欧米諸国では日本人の歯並びは先進国のなかで最低レベルであると考えられています。

その理由はなぜでしょうか?

ここでは、日本と欧米の矯正治療に対するイメージや考え方の違いをご紹介しながら、日本人の歯並びが悪い原因について解説していきます。

欧米では当たり前!?嗜みとしての矯正治療

歯のメンテナンスを重視する欧米では、歯の見た目が生活環境や教育水準を示す指標になっています。年齢・性別に関わらず「歯が白く整っているのは当たり前」という考え方が、ビジネスパーソンの共通認識として広まっています。いわば、口臭や体臭、TPOをわきまえた服装同様、清潔感のある口元は最低限の身だしなみといえるでしょう。

他方、残念ながら歯のリテラシーに関して言及すれば、日本人は先進国の中では最低レベルであり、世界基準に遠く及びません。

実際に、子供の頃に歯列矯正を行うことが一般的な米国において、矯正治療を受けたことのある人の割合が50%程度であるのに対し、日本では20%程度にとどまっています。

歯のメンテナンスに対する意識に欧米と日本で大きな差があることは、決して印象論ではなく、明白な事実であることを統計的なデータが物語っています。

日本に根強く残る矯正治療のネガティブなイメージ

日本人の歯並びはなぜ悪いのか?その理由については、以下の三つが考えられます。

遺伝的な原因・矯正治療に対するネガティブなイメージが根強い・ナチュラル志向が強い日本人の骨格は欧米人に比べて歯並びがわるくなりやすい、という最近の研究もあり、どうやら遺伝要因による民族的なハンディキャップが日本人にあることは事実のようです。

とはいえ、それ以上に歯並びのわるさの大きな原因となっているのは、矯正治療に対する消極的な姿勢です。「矯正装置が目立つ」「治療が痛い」という歯列矯正に対するのネガティヴなイメージは現在でも根強く、矯正装置を他人に見られるのは恥ずかしいという意識をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

裏側矯正や透明なマウスピース矯正などの最新治療に関する認知度も3割程度にとどまっており、矯正治療に対するリテラシーはまだまだ低いのが現状です。

また、子供の矯正治療に対して日本人が消極的な理由の背景には、両親から受け継いだ身体を変えるのは良くないという倫理観も横たわっています。「ありのままが一番」というナチュラル志向が強く、コンプレックスを抱えていてもなかなか矯正治療に踏み切れない方が成人してからも多く見られます。

美しい歯並びを求める心は万国共通

古くから「けがれ(汚れ・穢れ)」の観念を持つわが国は、健康や美容に対する意識が高く、その清潔習慣や美化意識は世界からも広く称賛されています。ある調査では、「歯並びによって笑顔の印象が左右される」と回答した人の割合は、米国89%、中国90・5%、日本89%であり、海外諸国と同じように日本人も歯並びの重要性について深く理解していることは間違いありません。

美しく整った白い歯を手に入れたいという希いは万国共通であり、「歯並びが整っている方が良い」と考えているにも関わらず、矯正治療を躊躇ってしまう方が多いのは、実に勿体無いことだと言わざるを得ません。オルソペディアでは、理想の口元に近づくために役立つ「矯正治療の最新情報」について今後も分かりやすくご紹介していく予定です。どうぞ、お楽しみに。

この記事を書いた人

オルソペディア編集部

オルソペディア編集部です。矯正関する知識やコラム、お役立ち情報など様々な記事をお届けします。

カテゴリー: お口のお悩み

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