歯列矯正で「老ける」「老け顔になる」って本当?
更新日:2021/06/18
歯列矯正による感想として、「どきどきして歯列矯正装置を外したらなんかやる前よりも老けた」という意見があることです。
具体的には
- ほうれい線が目立つようになった
- ほおがこけた
という感想が目立ちます。
本当なのでしょうか?矯正歯科の先生に聞いてみました。
矯正治療で「老ける」ことはない。ただし…
一般的に歯列矯正治療で「老ける」「老け顔」になることはないといいます。しかし、それは「経験の豊富な矯正歯科医が適切な治療をする」「患者さんも一緒に協力してくれる」が条件となるそうです。
何故でしょうか?
経験の豊富な矯正歯科医が適切な治療をすることが必要な理由
歯列矯正を参考にする場合、患者さんの多くが正面の写真で見ると思います。しかし、口の中は立体です。
例えば、口元が前に突出していないのに抜歯をして歯を後ろに下げた結果、ほうれい線が目立ってしまい、思っていた治療結果と違うということがあります。
このような失敗を防ぐために、経験豊富な矯正歯科医による適切な診断がとても大切です。
適切な診断をもとに治療を行えば「老け顔」にならずにすむでしょう。
患者さんも一緒に協力してくれることが必要な理由
矯正治療は通常2~3年かかります。しかし、例えばマウスピース矯正なのに装置を付け忘れたり、固いものを食べてワイヤー矯正の装置を壊してしまうとさらに治療期間が伸びてしまうことになります。
結果、長い治療期間後に見た自分の顔は矯正治療を行う前よりも老けてしまい歯列矯正のせいのように思えてくることがあると思います。治療期間が伸びないように患者自身も治療に協力する・参加することはとても大切です。
このように、矯正治療は「経験豊富な信頼できる矯正歯科医」と「患者」の二人三脚で取り組む治療です。決してそれを忘れなければ「老ける」ことはありません。
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