治療について

3歳でも矯正可能?「ムーシールド」って何?

更新日:2021/09/13

これまで耳にしたことのない言葉や、目にしたことのない装置に接する機会が多い歯の矯正治療。

オルソぺディアでは、知っておくと便利な基本用語や矯正装置について分かりやすく解説しています。
ここでは、子どもの「反対咬合」の治療で使用される「ムーシールド」についてご紹介します。

ムーシールドってなに?

ムーシールドは、子どもの「反対咬合」(受け口)を矯正するためのマウスピース装置です。

以前は、上下の前歯が生え変わる7〜8歳頃から治療をスタートするのが通例でしたが、ムーシールドの登場により、健康診断が行われる3歳の頃から矯正治療を受けていただけるようになっています。

ムーシールドは商品名なので「オーラルシールド」などとも呼ばれます。また、「プレオルソ」など他社製のものもあります。

ムーシールドの効果って?

ムーシールドは、直接的に「歯並びを整える」のではなく、お子さんの歯や骨の成長を利用しながら「舌の位置や顎のバランスを整え、噛み合わせを正常化する」装置です。

とくに乳歯の段階から使うことで、正常な顎骨の発育を促進させ、永久歯も綺麗に生え揃います。

実績のある治療であり、一定の効果があるのは間違いありませんが、万能というわけではありません。チンキャップなど他の装置と組み合わせて治療が行われることもあります。

ムーシールドの使用時期と期間は?

ムーシールドは、乳歯が生えそろう3歳の頃から使用することができます。

永久歯に生え変わる「二期治療」の段階では使用が難しく、お子さんに「反対咬合」の兆候が見られる場合は、早期初期の治療がとても大切です。

使用期間の目安は約1年ほどで、1ヶ月に1度程度のペースで通院することが多くなっています。

ムーシールドのメリットは?

  • 歯を抜く必要がない
  • 外科的手術を回避できる
  • 費用が安い
  • 痛みがない
  • 自由に装置を取り外すことができる

ムーシールドはの大きな利点は、着用の痛みがほとんどなく、ご自身の手でマウスピース型の装置を自由に取り外し可能なことです。(反対に着用忘れがあると効果が得られないため、注意が必要です。)

就寝中やテレビを見ているときなどリラックスした時間に治療を済ませることができるため、お子さんからも好評な治療方法です。

早期初期の段階でこの装置を使うことで、抜歯や手術をすることなく治療を終えることが可能です。

一般的な費用は、専用のマウスピース代が5万円前後であり、比較的安価な治療方法になっています。(別途、診察料および3000円/月程度の調整代が発生します。)

ムーシールドのデメリットは?

  • 治療後に歯並びが戻ってしまうことがある
  • 装着忘れがあると思うような効果が発揮されない
  • 反対咬合にしか使えない
  • 子どもの治療にしか使えない

ムーシールドは、子どもの「反対咬合」の早期初期で使用される装置です。成長が進むにつれて使用が難しくなってしまうので、早期診断が非常に重要です。

また、お子さんの歯並びはさまざまですが、「反対咬合」以外の症例には適用することができません。

上記のデメリットの中でも、とくに覚えておきたいのは、ムーシールドで「反対咬合」を治した後も成長の具合によっては歯並びが元に戻ってしまうケースがあることです。

骨格が完成する成長期(17〜18歳頃)を終えるまでは、定期的にクリニックの検診を受け、治療後の退行を予防するように心がけてください。

この記事を書いた人

オルソペディア編集部

オルソペディア編集部です。矯正関する知識やコラム、お役立ち情報など様々な記事をお届けします。

カテゴリー: 治療の方法

タグ: かみ合わせ 反対咬合 子供の矯正

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