歯列矯正をスタートさせる時期(年齢・タイミング)について
矯正歯科ではよくこういう質問があるそうです。「矯正治療をスタートさせるにあたって、適切なタイミングや年齢というものはあるのでしょうか?」、「歯列矯正」というと、小学生〜中学生くらいの子どもたちを中心とした「小児矯正」のイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、医療テクノロジーの進化した現在では、重い歯周病など口腔内の病気に罹患していない限り、年齢に関係なくいつからでも矯正治療をスタートさせることが可能です。
とくに透明なプラスチック製・歯と同色にセラミック製のワイヤー矯正や、色がなく着脱可能なマウスピース矯正の普及にともない、矯正装置が目立たず、他人の目を気にせずに治療することができるようになったため、昨今では20〜30代の女性の方を中心に「成人矯正」の人気が非常に高いです。
また、成人の方の矯正治療が世間に広く浸透し一般的なものとなっていることと並行して、歯列矯正の現場では、60歳を過ぎてから矯正治療をスタートさせる「シニア矯正」も決して珍しいものではありません。
つまり、歯列矯正をスタートさせるタイミングは、年齢によって左右されるものではなく、患者さんが思い立ったその瞬間ということが言えるでしょう。