現役司会者もえの話し方のコツ~声の出し方と口の開き方編~
更新日:2021/10/29
こんにちは。華原萌(はなはらもえ)です。このコラムは、私の司会者としての実務経験を生かして「話し方のコツ」をテーマに書いていきます。
日ごろから私が意識していることや、効果のあった練習方法などをお伝えしていきますので、少しでも参考になればうれしいです。
今回は、声の出し方と口の開き方についてお話しします。
知ってますか? 一番出しやすいあなたの声
声の出し方と聞いて、そんなの簡単じゃん!と思った方も多いかもしれません。
でも、いつもより少し長く話していると、気づいたら声が出づらくなったり、疲れたりする経験はありませんか?もしかしたらそれは、自分が一番出しやすい声で話せていなく、首や肩などに力が入って呼吸が浅くなっているのが原因かもしれません。
のどに負担をかけずリラックスして話せる発声練習の仕方は以下の通りです。
- 体の力を抜いて深呼吸
- 息を吐きながら口は閉じた状態で、鼻で「んー」と音を出す
- その音の高さを変えず、だんだんと口を開け「あー」と声を出す
- 息が続く限り声を出し続ける
その「あー」の声の出し方や音の高さが、1番リラックスして発声できている状態です。
この発声が日常的にできるようになると、のどを痛めづらくなるので意識してみてください。
母音「あいうえお」の口の形
「あいうえお」なんて誰でもいえると思いがちですが、すべて口の開き方が違います。それを区別して発音できていますか?
「あ」:一番大きく開きます。無理に横に開こうとせず、縦も横も均等に開くイメージです。
「お」:「あ」の口から横幅を狭くして縦長にします。
「う」:「お」の口から縦幅を狭くして、唇を軽くすぼめます。
「え」:「あ」の口からあごを少し閉じて、唇を横に開きます。
「い」:「え」の口からさらに顎を閉じて、唇と横に開き口角を上げます。
唇に力が入っているとうまく動かないので、リラックスした状態で声に出しながら確認してみてください。この時に頬の筋肉を上にあげるように意識すると表情や声が明るくなります。
母音は、「ん」を除くすべての音に含まれているので、母音の発生がよくなるとすべての音が聞き取りやすくなります。
最後に
いかがでしたか?発声と母音の口の形、どちらも自分で手軽にチェックできるものなので、試していただければ嬉しいです。
次回以降は、スムーズな発音の仕方を50音順に確認していこうと思います!
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