歯列矯正で後悔する?後悔しないために大切なこと
更新日:2022/06/22
歯列矯正で後悔するのはどんなとき?
歯列矯正を始めて、または終えてから後悔はしたくないですよね。
ですが、どんなことにもデメリットや不安はつきものです。
ここでは歯列矯正において、考えられる後悔とはどんなものか考えていきたいと思います。
歯の痛み
恐らく歯列矯正をした誰もが最初に通る歯の痛み。
顎の骨の中を歯が移動するわけですから、痛みを伴うのは致し方のないこと‥。
とはいえ、食事もまともにとることができないほどの痛みはつらいですよね。
ですが、時間とともに痛みも少なくなってきます。
矯正装置を付けている数年間、継続して常に歯が痛いということではありません。
またワイヤー矯正の場合、針金が頬の粘膜や歯茎に当たってしまい傷になったり口内炎になったりすることもあります。
装置の見た目
表側(唇側)ワイヤー矯正の場合は装置が目立つので、周りの人に口元をまじまじと見られるのではないかと不安になってしまう方もいるようです。
歯列矯正を始めた最初の頃は気になるかもしれませんが、数か月もすれば自分も周りも慣れてくることでしょう。
また歯列矯正を終えた後は、理想の歯並びを得て自信を持って歯を見せられるようになるのです。
そのことを想像してみると、矯正装置をつけている期間は一時の通過点だと思いませんか?
仕上がりのイメージが思っていたのと違った
矯正装置を外したら当然、「キレイな歯並び!」「理想の口元!」と喜びたいですよね。
残念ながら歯並びがどんなにキレイに並んでいても、思っていたのとは違うということは可能性として起こり得ます。
ですが、回避することはできますのでしっかりと歯科医師とコミュニケーションを取るようにし、納得してから次のステップに進むようにしましょう。
例えばですが思っていたのと違ったという例として
歯列矯正において、抜歯をするかしないかを決める場面があります。
いわゆる出っ歯を悩みとしていて自分は歯を抜かずに歯列矯正をしたいと考えた場合、十分なスペースを確保できていなければ歯自体が引っ込んでいても歯の並びのアーチが大きいままでは出っ歯の印象を大きく変えることができない可能性もあります。
そうなると出っ歯を治したかったのに、思いのほか変化を得られずに思っていた結果と違ったということが起きます。
こういったことが起こらないようにするために、抜歯やディスキング(歯と歯の間の接触面をわずかに削る)などで歯の移動スペースを確保したり、アーチが大きくなりすぎたりしないようにする施術の提案がされることがあります。
こういった場面で、施術の意味を理解し必要か否かを自分で納得して進めることが必要です。
歯列矯正を始める前に必ず相談や精密検査による治療の提案や説明がありますので、しっかり話しを聞き自分の希望と治療の提案とですり合わせを行うことが大切です。
歯の後戻り
歯列矯正は装置が外れたら終わりではありません。
歯は常に移動をしますので、リテーナーをしないと後戻りを起こします。
リテーナーをおろそかにしたために、歯列矯正をやり直すことになってしまうことも考えられます。
ダイエット後のリバウンドと同じで、気を抜くと歯も簡単に戻ってしまうのでリテーナーは徹底しましょう。
後悔しないために
- 歯列矯正の種類を知る(ワイヤー矯正、マスピース矯正など)
- 自分に合った治療法を選択する
- 信頼のできる歯科医院を見つける
- リテーナーの徹底
上記のことが大切です。
インターネットである程度情報は集められますが、自分にあった治療法や信頼のできる歯科医院などは実際に足を運んでみなければわかりません。
口コミも参考になりますが、誰かにとって合っていても自分にとって合うのかはまた別の問題です。
数年間通うことになり、且つ大事な自分の体のことです。
歯科医師によって考え方や治療方法も異なりますのでよく考えて通院する歯科医院を決めるべきです。
まとめ
治療途中の痛みや見た目は一過性ですので、時間とともに乗り越えられるでしょう。
また後戻りに関しても、本人の意思によるところが多くを占めています。
しかし、最初の歯科医院選びと歯列矯正終了後のイメージと違ったというのは時間が解決してくれる問題ではなさそうです。
歯列矯正の方法を含め、歯科医院選びが重要です。
最初の時点で話しがかみ合わない、意見を聞いてくれないなどがあると歯列矯正を後悔するきっかけになりかねません。
思っていたのと違ったということが起こらないようにするためにも、気兼ねなく質問ができる関係性を築くことが大切です。
また都度質問することで、今の歯の状態から今後どのようなアプローチをするのかなどを理解することができると治療途中も安心して任せられるかと思います。
そしてなにより歯列矯正によって得られるメリットは見た目だけでなく、健康面にとっても多く存在します。
後悔のない納得のいく歯列矯正ができますように。
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