大学生が親に内緒にしながら自腹で歯の矯正をするのは可能なのか?
更新日:2021/12/25
子どもの頃から気になっていた歯並び。親に矯正をしたいと訴えても、「うちにそんな余裕(お金)はない。」と断られた方も多いはずです。大学生になると、バイトなど毎月一定の収入を得らえるようになります。親がお金を出してくれないなら、自分が稼いだお金で、自腹で矯正を始めたいと考えることもありますが、学生が親の承諾もなく矯正を受けることは可能なのか解説します。
歯の矯正に学割はあるの?
歯の矯正は総額80~100万円の費用がかかります。「30~40万円くらいで矯正ができる」という広告を目にすることもありますが、ちゃんと歯並びが治らないといった事例が多く注意が必要です。TwitterなどのSNSで調べれば、ステマではない本当の体験談を確認することができますので一度Twitterを見てみるのも良いかもしれません。
脱毛などの美容系クリニックにて学割でサービスを受けることがあります。それでは、歯の矯正においてはどうなのでしょうか。歯の矯正において学割は基本的にありません。少しでも安く矯正を受けたい気持ちは分かりますが、学生だから安く治療を受けられるということはありません。どうしても安く矯正をしたいという方は、モニター割引をしているクリニックを探すのは1つの選択肢かもしれません。モニター割引とは、ホームページなどで自分の治療を例として写真掲載しても良いことを条件に治療費安くしてくれる制度です。ただし、すべてのクリニックがモニター割引をしているわけではありません。インターネットで検索して、探し出す必要はあります。
親に内緒で矯正することは可能?
お金の問題以外の理由で親が矯正に反対していることがあります。保護者の中には、歯の矯正を美容整形と同様のものと思っている方もいるようで反対することもあるようです。「親が賛成してくれないなら、バイトして自分でお金を稼いで矯正しようと思っている。でも、親に連絡されるのは困る。」なんて方もいます。
歯の矯正を受けるにあたって、親の承諾書は必要なのでしょうか?また、治療中に親に連絡されることはあるでしょうか?
学生でも成人なのか未成年なのかは大きな違いがあります。未成年の大学生の場合、親の承諾が必要となることがほとんどです。成人している大学生であれば、親の承諾なしで矯正治療を受けられることがあります。
未成年 | 成人(20歳以上) | |
大学生(専門学生含む) | 本人のみでは契約が可能ではない | 本人で契約が可能なことが多い(但しクリニックによる) |
また、治療中に親に連絡されることは無いことがほとんどです。矯正治療を始める前に治療契約をクリニックと交わします。保護者の名前が連名で契約した場合は何かあったときに親に連絡がいくことがありますが、契約していない(連名となっていない)人にクリニックから連絡することはありません。
大学生は分割支払いができない?
分割支払いには、「医院と直接分割支払いの契約をする方法」と「ローン会社との3者間で分割支払いの契約する方法」の2つがあります。
医院と直接分割支払いの契約をする方法
クリニックによってルールが違いますので必ずしも可能とは言い切れませんが、大学生が親に内緒で、分割支払いで矯正をする場合はこの方法しかありません。医院での分割支払いの場合月々3~5万円の支払いが必要となりますので、それだけのバイト代が見込めないと矯正をすることはできませんのでご注意ください。
ローン会社との3者間で分割支払いの契約する方法
矯正はローンを使って分割支払いすることができます。20代前半の新社会人などのような方はこの方法をとることが多いです。しかし、大学生の場合、学生なのでローンを通すことができません。正社員としての安定した収入があることが、ローンが通る条件となるためです。また、学生ローンは使えません。
ローン会社を使う場合、学生は保護者などの保証人が必要となります。親に内緒で矯正をしたいという方はローンを使った分割支払いはあきらめた方が良いです。
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