治療について

矯正はもはや「常識」。 “アメリカは歯並びが重要”は本当。

更新日:2021/01/10

「アメリカは歯並びが重要」は本当?

日本では、”矯正治療というとまだまだ子供・若い女性がやるものだ”という認識の方が少なくありません。しかし、今や矯正は年齢や性別を問わず「常識」になってきています。

アメリカや国際社会では、歯並びは体型や容姿と同じく、自己研鑽育ちの良さを示すステータスとなっています。

これからの国際社会では男性や大人も歯並びは整っていることが一般常識になっていくことは間違いありません。

今回は、それを裏付けるデータや逸話を紹介します。

アメリカには歯科矯正学という学問がある

アメリカでは日本と違って歯科大学に歯科矯正学専攻という過程があります。歯科矯正学の学位を多く与えたいわば名門はボストン大学、ジャクソンビル大学などがあります。(日本では矯正を本格的に学ぶには大学院で矯正を専攻することが必要です。)

授業料も高額です。『Data USA』によると国立大で年間およそ9000ドル(日本円で約100万円)、私立大学ではおよそ45000ドル(日本円で約500万円)になっています。

アメリカでの歯科矯正の相場は1兆円以上

『IBIS World』によるとアメリカにおける歯科矯正の相場は120億ドルとなっており日本円で約1兆3000億円にも及ぶ巨大市場となっています。

「アメリカでは矯正治療に保険が効く」は本当か?

アメリカでは国民健康保険は低所得者と老人の使用がほとんどで、必要に応じて民間の歯科保険に入ります。歯科矯正に保険が効き、5,000~7,000ドル、日本円にして50~80万円程度で矯正治療が受けられることが多いです。日本と同じか少し安い程度になります。ただし、民間の歯科保健に入っているのは富裕層が多いです。

その反面、虫歯治療でも10万円程度かかるため、放置することなども問題になっています。歯並びを治せていない=貧乏、というレッテルに繋がることもあります。また、高所得者ほど歯のケアをしているというデータがあります。

アメリカの映画で悪役は歯並びが悪い

アメリカの映画やアニメを見た時に、歯並びを注意して見てみてください。悪役は歯並びが悪いことが多く、それを強調して描かれています。

名悪役だったリチャード・キール氏は、歯並びの悪さを逆に生かしていたといいます。

また、アニメ映画では『トイストーリー』のヴィランズ(悪役)シド・フィリップスの歯並びが悪く矯正治療中であることが描かれています。

逆に、アメリカンヒーローが歯並びが悪いケースはほとんどありません。

まとめ

さあ、大人も子供も老人も、男性も女性も、矯正治療をしに行くことは恥ずかしいことではありません。思い立ったが吉日。矯正歯科へ行き、まずはカウンセリングをしてみませんか?

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オルソペディア編集部

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カテゴリー: 矯正歯科コラム

タグ: 矯正治療の豆知識

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