矯正治療の期間を短くしたい!どうしたら短くできるの?
更新日:2021/01/22
矯正治療は一般的に2、3年かかると言われています。しかし、治療中の当事者にとって2年と3年では1年もの違い、期間にして1.5倍!の違いがあります。
治療期間を短くしたい。例えば、成人式や結婚式といった人生のビッグイベントに間に合わせたいけれど…という希望を叶えるにはどうしたらよいのでしょうか?
目次
歯並びが元から比較的良い
矯正治療では歯の移動距離が長いとその分治療期間が延びます。また、治療前に抜歯をする必要がある場合もあり、準備にも時間がかかるケースがあります。歯並びが元々よく、そこまで歯を動かさなくて良い場合の治療期間は短くすることができます。
マウスピースの装着をさぼらない
マウスピース矯正の場合、取り外しが可能なため、装着をさぼってしまうと治療期間が延びてしまいます。装着をさぼらずきちんとつけることで、結果的に治療期間を短くすることができます。
年齢が若い
一般的に、年齢が若い方が矯正期間が短く済むと言われています。細胞の活性が高いためです。
ただし、個人差が大きいため、年齢が高いからといって短くできないわけではないことは覚えておいてください。
院内でシミュレーションや技巧ができるところを選ぶ
実は矯正治療では、多くの歯医者で外注をうまく使っています。歯のシミュレーション図、さらに型取りをした後の装置作りです。それ自体は当然悪いことではないのですが、その分やり取りのための時間がかかってしまいます。特に、装置を海外へお願いしているところは、新型コロナウィルスの影響で届くまでに以前にも増して時間がかかっているようです。
きちんと通院する
矯正治療では、定期的な通院による医師の診察による装置の調整が必要になります。平均的には1か月程度ごとですが、忙しいから、と調整をさぼってしまうとその分効果は弱まってしまいます。
3-4週間に一度きちんと通院することで、矯正治療は効果を最大限に発揮することができます。
混合治療ができる矯正歯科を選ぶ
マウスピース矯正に表側矯正を組み合わせるなど、矯正治療は複合治療が可能です。部分的に変える人もいれば、最初はマウスピース矯正をして、調整は裏側矯正で行うという人もいます。
複合治療を行う場合、治療期間を短くできる場合があります。「治療期間を短くしたい」という希望に対して、適切な提案ができる矯正歯科を選びましょう。
アンカースクリューを使う
抜歯が必要な矯正治療や、骨格が大きく変わる矯正治療でも、アンカースクリューを使って固定できる元を作ってあげるとより強い力が加わるため治療期間を短くできる場合があります。
加速装置を使う
オルソパルス(オーソパルス)という矯正加速装置があります。これは、赤外線(波長850nm)を歯に照射することで歯の移動を早くしようとするものです。1日1回上下5分ずつ赤外線を照射します。スマホアプリで記録ができるので、モチベーションにもつながります。インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正との相性も良いですよ。
早期終了を相談する
矯正治療をすると、初めの3、4か月でも歯並びが目に見えて改善されたことを実感する方が多くいるようです。そして、1年ぐらいすると自分の感覚ではだいたいは治療が完了していると感じたり、一部分だけは歯列が整っていたりします。こういった場合に、結婚式や成人式のために早期に終了したいと考える人がいます。
この場合、後戻りしやすい、完全ではないなど、デメリットは大きいでしょう。先生に相談してメリット、デメリットの説明を受け、リスクを把握したうえであれば、途中でやめることはできなくもありません。余りオススメは出きませんが、どうしてもという方への選択肢です。
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