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【お口のお悩み】 そのサイン要注意!唇や頬を噛む口内トラブルはなぜ起きる?

更新日:2021/05/25

ほおっておくと危険!噛み間違えに要注意。

噛み間違えて唇や頬を傷つけてしまった経験は、誰しもがお持ちではないでしょうか?

一度噛んだ場所は、粘膜に腫れが生じることで隆起し、何度も噛みやすくなってしまいます。
唇や頬の粘膜を傷つけてしまうと、口内炎の原因にもなりますし、粘膜への度重なる刺激は、思わぬ病気を発症させてしまことにもなりかねません。

できるだけ口内粘膜を傷つけないためにも、噛み間違いを発生させるリスク要因について正しく理解しておくことが大切です。
そこで本記事では、意外と知られていないお口の中を噛んでしまう原因についてご説明いたします。

どうして?噛み間違いの五つの原因。

ごくたまにお口の中を噛んでしまう程度ならば心配ありませんが、何度も頻発するような場合は、ご自身でも気付かないうちに心身の予期せぬ異変が起きている可能性も否定できません。

では、唇や頬を噛んでしまうのはなぜなのでしょうか?
噛み間違えを惹き起こす原因としては、以下の五つのケースが想定されます。

① 噛み合わせがわるい

歯並びが良くない状態ですと、当然ながら噛み合わせに齟齬が生じます。
偏った噛み癖がつくと、よく使う方の歯がすり減り、頬の筋肉のバランスも崩れ、自然と舌や頬の内側を噛むことが多くなってしまいます。

歯並びだけでなく、加齢や歯ぎしりなどの生活習慣によっても歯のすり減りは起こります。

すり減りによって歯の位置が下がると、予期せぬ噛み合わせ不良に繋がりかねませんので、定期的に歯科医院・クリニックを受診してご自身の歯の状態をチェックするよう心がけて下さい。

② 被せものや入れ歯をいれた

被せものや入れ歯を新調したばかりの患者さんには、今までの噛み心地と異なるため、それまで以上に唇や頬を噛みやすくなる傾向が見られます。

通常、新しい被せものや入れ歯に馴染むまでに2週間程度かかると言われていますので、それほど心配することはありませんが、長期にわたって改善が見られないような場合は注意が必要です。

上下の噛み合わせが乱れ、頬や舌を巻き込みやすくなっているケースもあるので、なるべく早い段階で歯科医までご相談されるようにして下さい。

③ 頬がたるんだ、ふくらんだ

加齢によって頬にたるみが生じると、頬の内側も同様にたるむため、必然的に噛み間違えも多くなってしまいます。普段からあまり喋る機会がない方は、咀嚼筋や顎関節もおのずと衰えてしまうので、とくに注意が必要です。

体重の増加もまた、噛み間違えを発生させるリスク因子です。肥満になると頬の内側の脂肪の量が増大し、その影響で口内に張り出した頬をかみやすくってしまいます。

④ 体調不良や疲労、ストレス

体調不良や疲労、ストレスによる神経障害は、咀嚼筋にもおおきな影響を与えます。
健康なときは、頬が口の中を噛まないように顎関節の動きが無意識下でコントロールされていますが、体調不良や疲労があると自律神経が乱れ、噛み間違いが発生しやすくなります。

そのような場合は、休息を十分にとり、心身のバランスを整えることが大切です。

⑤ 顎関節症

顎関節症は、顎関節や咀嚼筋に大きな負荷がかかることで発症します。

顎関節も、下あごを動かす筋肉である咀嚼筋も、ものを噛むときに重要な働きをする部位ですので、顎関節症になるとおのずと噛み間違えも起こりやすくなってしまいます。
顎関節、咀嚼筋に痛みや違和感がある場合は、他の病気の可能性(関節リウマチや外相性の顎関節炎など)もあるため早めに歯科医を受診されるよう心がけてください。

まとめ

唇や頬を噛んでしまう理由は、噛み合わせ不良、被せものや入れ歯、加齢や肥満、体調不良や疲労・ストレス、顎関節症などさまざまですが、原因に気付いていない方も少なくありません。

お口の中の粘膜は炎症や裂傷によって隆起し、さらに噛みやすくなり、度重なる口腔トラブルによって思いがけない重篤な病気(口腔がんなど)にも繋がりかねません。

歯科医院・クリニックを受診することで早期の改善が期待できますので、自覚症状のある方はぜひ気軽に相談してみてくださいね。

この記事を書いた人

オルソペディア編集部

オルソペディア編集部です。矯正関する知識やコラム、お役立ち情報など様々な記事をお届けします。

カテゴリー: お口のお悩み治療の方法

タグ: お口のお悩み かみ合わせ 顎関節症

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