インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正の基本情報について
更新日:2021/01/26
さまざまな種類のあるマウスピース矯正の中でも、抜群の実績と人気を誇る「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」。
今回は、患者さんが治療をスタートさせる前に知っておきたいインビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正の基本情報についてご紹介します。
目次
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正とは
「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」は、矯正治療に革命を起こしたマウスピースによる画期的な矯正治療です。
1990年代の終わりに莫大な予算をかけてアメリカで開発され、2021年現在では全世界で600万例以上の症例があり、マウスピース矯正のなかでもっとも人気の高い治療となっています。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正の最大の特徴は、治療をスタートさせると同時に、すべての治療計画を立てた上でマウスピースを設計する点にあります。
コンピュータプログラムに基づくマウスピース設計の特許を取得しており、患者さんの口腔を一度スキャニングすれば、何度でもアライナー(矯正装置)を作成することが出来ます。
それまでは、診療の都度、歯形をとってからマウスピースを作成しなければならなかったため、「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」の登場は矯正治療の世界に非常に大きなインパクトをもたらしました。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正は抜歯の治療実績を誇り、患者さんへのサポート体制は、他のマウスピース治療に比べて大きなアドバンテージがあります。
通院回数の少なさも魅力の一つで、月に一度の来院から始まり、慣れてくると通院間隔は2〜3ヶ月に一度程度のペースで済むようになります。
また、マウスピース作成の追加コストが余りかからないため、何かトラブルがある度に支払いが増えるワイヤー矯正に比べ支払いの設計がしやすいといった利点もあります。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正の一般的な料金
歯列矯正の治療料金がどれくらいかかるのかは、多くの方とって気になるところですよね。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正には大きく分けて「部分矯正」と「全顎矯正」の二種類があり、患者さんの治療範囲や歯並びの状態によって料金は変動することになります。
病院・クリニックによっても価格設定は多少異なりますが、ここでは「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」の一般的な相場についてご紹介します。
①部分矯正
・軽度の矯正(前歯のみの審美的な改善)
10〜30万円程度
・中〜重度の矯正(不正が強い症例)
50~70万円程度
②全顎矯正
80万円〜110万円程度
前歯の歯並びの改善に特化した「部分矯正」の一般的な予算は、およそ30〜40万円程度ものと考えて良いでしょう。
比較的に安価な料金で、審美的に歯並びを改善することができる点は大きな魅力ですが、出っ歯や受け口の方は奥歯を動かす必要があるため、部分矯正を適用することが出来ません。
奥歯を含む上下顎のすべての歯並びを整える「全顎矯正」を選択された場合、その一般的な治療費はおよそ100万円程度になります。
「全顎矯正」は、ほぼすべての患者さんに対応可能な治療です。
歯並びの状況が特に悪い方の場合、「部分矯正」を希望されたとしても結果として、コストパフォーマンス的に全顎矯正の方がお得になるケースも多いので、カウンセリング時に担当医に相談すると良いでしょう。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正の治療期間について
歯並びの状態や治療範囲によって前後することがありますが、平均的な「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」の治療期間はおよそ以下のようなものとなっています。
部分矯正
数ヶ月〜1年半
全顎矯正
2〜3年程度
歯並びの全体を整える「全顎矯正」では、2年程度で治療が完了するケースが一般的です。治療期間を出来るだけ短いものにするためには、1日20時間以上が推奨されているマウスピース着用をきちんと時間を遵守して着用することが大切です。
また、2週間ごとの装置の取り替えを患者さんご自身の手で行うことが出来る「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」は、他の矯正治療に比べると通院回数が少なく、忙しい方や遠方の方にたいへん便利な治療でもあります。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正をスタートさせるタイミング(年齢・時期)について
「歯列矯正」というと、小学生〜中学生くらいの子どもたちを中心とした治療のイメージを持たれる方も多いかもしれません。
しかし、医療テクノロジーの進化した現在では、重い歯周病など口腔内の病気に罹患していない限り、年齢に関係なくいつからでも矯正治療をスタートさせることが可能です。
とくに、色がなく取り外すこともできる「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」は、矯正装置が目立たず、他人の目を気にせずに治療することができるため、10〜30代の女性や営業職をされている働き盛りの男性、芸能関係のお仕事をされている方にもとても人気のある治療です。
また、現在では、60歳を過ぎてから「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」をスタートさせるシニア世代の方も決して珍しいものではありません。つまり、歯列矯正をスタートさせるタイミングは、年齢によって左右されるものではなく、患者さんが思い立ったその瞬間ということができるでしょう。
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正のメリット・デメリット
「透明で目立たない」「取り外しができる」『痛みが少ない」画期的なマウスピースとして人気・実績ともに抜群な「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」。この項では、他の矯正治療に比べてどのようなメリット・デメリットがあるのか簡潔にまとめて解説します。
メリット
・装置が目立たない
・痛みが少ない
・着脱可能で食事や歯磨きがしやすい
・通院回数が少ない
デメリット
・マウスピースを装置する時間が長い(1日20時間程度)
・重度の出っ歯(上顎突出)・歯並びのわるさ(叢生)など、抜歯が必要なケースは不向きな場合もある
・食事のたびにマウスピースの取り外しが必要
「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」は、ワイヤー矯正と異なり無色透明のマウスピースを装置として使用するため、審美的な面でとても大きなメリットがあります。ワイヤー矯正に付き物な痛みも可能な限り軽減されており、ストレスを感じることなく日常生活を送ることができます。
また、装置を取外しすることで、食事や歯磨きにも違和感がありません。通院回数の少なさも大きな魅力の一つでしょう。遠方の方や多忙な方でも移動の負担を気にせず治療をスタートすることができます。
注意しておきたいデメリットは、ほぼすべての患者さんに対応可能な治療であるものの、抜歯が必要なほどの出っ歯(上顎突出)・歯並びのわるさ(叢生)が見られる症例など、「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」を適用することが出来ないケースもあることです。
1日20時間というマウスピースを装着する時間の長さも、患者さんのライフスタイルによっては大きなネックになってしまうかもしれません。
また、食事の際にはマウスピースを取り外さなければならず、コーヒーやワインなど色のついた飲み物に関してもマウスピースが着色してしまうため、装置の取り外しが必要となります。
なお、笑ったときに上部の歯茎が露出してしまうガミースマイルも症例によっては、「インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正」で治療することが出来ます。
歯茎、唇、骨格、口元に対する歯の大きさなどさまざまな原因が想定されるガミースマイルですが、歯並びのわるさが関係している場合、歯の位置を移動させることで症状が大きく改善されることもあります。
まとめ
インビザライン・ジャパン社のマウスピース矯正は、ワイヤー矯正と併用することでより効果をあげるなど、より高度な治療をすることもできます。悩みを抱えている方は、ぜひ医師にまでお気軽にご相談してみてください。
この記事を書いた人