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矯正をするとブラックトライアングルができる?ブラックトライアングルの原因とは?

更新日:2022/04/16

矯正をするとブラックトライアングルができるという事を聞いた事がありますか?矯正について調べている方は“ブラックトライアングル”という言葉を一度は目にした事があるかもしれません。ここではそのブラックトライアングルとは何なのか、何故できてしまうのか、またブラックトライアングルがあることによってどのような影響があるのかを説明していきます。

ブラックトライアングルとは

ブラックトライアングル

ブラックトライアングルとは、名前の通り歯と歯の接触点と歯ぐきに囲まれた黒い(ブラック)三角形(トライアングル)のすき間のことを言います。ブラックトライアングルができやすいのは、主に前歯で、特に下の前歯によく見られます。人間の奥歯の歯の形は、前歯と違い四角形に近いためブラックトライアングルはできにくいですが、仮にできたとしても奥歯なので本人も含めて気づきにくいです。前歯の場合は歯の形の特徴によりブラックトライアングルができやすく、しかも前歯なので目立ちやすいという特徴があります。

ブラックトライアングルの原因

ブラックトライアングルができてしまう原因は様々です。ここでは主な4つの原因について紹介していきます。

矯正治療

まず一つ目は、歯科矯正治療による影響です。元々ガタガタがある歯並びだった場合、歯並びの間の歯ぐきも重なってしまっていて歯周組織が喪失している、もしくは、かなり薄い状態になっている事が多いです。そのままの状態で矯正治療をおこなうと、歯列はきれいに並ぶのですが歯と歯の間の薄くなった歯周組織によって生じた隙間であるブラックトライアングルも目立つようになってしまうのです。

しかし、矯正治療によりブラックトライアングルができるのはある程度やむ終えません。矯正治療でブラックトライアングルが出来ること自体は、異常なことではありませんので、必ずしも治療をしなければいけないというものでもありません。しかし、せっかく矯正治療で歯並びが綺麗になっても、歯と歯の間に隙間があると気になってしまいますよね。不安な方は、あらかじめ治療開始前にブラックトライアングルが起こりそうな部分や対応について聞いておくことも重要かもしれません。

ブラッシング習慣

毎日の歯磨きの際に、歯ぐきの部分を硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いたり、全体的にブラッシングの力が強すぎると歯ぐきが傷ついたり削られたりして少しずつ退縮していきます。そのブラッシングが習慣化されると歯ぐきが退縮したことにより歯槽骨(歯を支える骨)が溶け、歯間乳頭(歯と歯の間の部分の歯ぐき)が下がりブラックトライアングルができてしまうのです。

咬合性外傷

噛み合わせの力が強い場合、歯、歯ぐき、歯槽骨、顎関節といった部分に損傷がおきる“咬合性外傷”によって歯間乳頭が退縮してしまいブラックトライアングルができてしまうことがあります。

歯周炎

口腔衛生が不十分な状態をそのままにしているとプラーク中の細菌が出す毒素によって歯ぐきが腫れた状態の歯肉炎から、炎症が歯槽骨にまで達する歯周病へ進行し歯槽骨が次第に溶けて破壊され、骨の高さが低くなります。それにしたがって歯槽骨に乗っている歯ぐきや歯間乳頭も下がることによってブラックトライアングルができるのです。炎症がある時は歯ぐきが腫れていることによって歯と歯の隙間が目立たないことが多いのですが、治療によって歯周病が改善され歯ぐきの炎症がおさまり引き締まることで、ブラックトライアングルが目立つ場合もあります。

ブラックトライアングルが及ぼす影響

ブラックトライアングルがあること自体が特に大きな影響を及ぼすわけではありません。しかし、隙間が空いていることで食べ物が停滞しやすくなったり、ブラッシング時にデンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣化させないと歯周病を引き起こしてしまう可能性もあります。ブラックトライアングルは特に前歯に出来やすく鏡で見やすい部位なので、ブラッシング時は注意して観察するようにしましょう。

ブラックトライアングルができた時の対処法

ブラックトライアングル自体に悪影響は無いですが、前歯にできやすいため審美的に気になる方も多いと思います。歯槽骨が溶けたことによってブラックトライアングルができた場合、一度溶けてしまった歯槽骨は元に戻らないのでブラックトライアングが自然に治ることはありません。

しかし、治療によりすき間を目立たなくすることは可能です。例えば、歯の両側を削って隙間を作り、矯正治療でその隙間を寄せてブラックトライアングルを目立たなくする、という方法があります。これは矯正治療中の場合には可能ですが、ブラックトライアングルを目立たなくするのためだけに矯正をすると言う点では負担が大きいかもしれません。

他には、ブラックトライアングルが目立つ部分の歯自体にセラミックの被せ物を被せる方法やコンポジットレジンという虫歯の治療に使われる歯科用プラスチックを使用し隙間を埋める方法などがあります。セラミックは陶器製ですので割れやすい割に値段も高いということ、ブラックトライアングルのためだけに健康な歯の半分以上を削って被せる事に果たしてメリットがあるのか?という点と、コンポジットレジンは材質がプラスチックなので変色しやすいというデメリットがあります。

最後に

ブラックトライアングル自体に大きな影響があるわけではないので、本人がそこまで気にしていないのであれば特に治療などはせずに口腔管理をきちんとしておく事が重要ではないかと思います。また、ブラックトライアングルができる事が不安で矯正をためらっている方も特に大きな害があるわけではありませんので気軽に相談に行かれてみてください。

この記事を書いた人

オルソペディア編集部

オルソペディア編集部です。矯正関する知識やコラム、お役立ち情報など様々な記事をお届けします。

カテゴリー: お口のお悩み

タグ: 矯正治療の豆知識

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