日本矯正歯科学会 臨床指導医(旧専門医)によるインビザライン矯正をうけるのは?【埼玉県】
更新日:2024/01/10
さいたま市 大宮こかい矯正歯科 |
院長小海 暁 | ||||||||||||
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さいたま市 医療法人社団ファミリアソサィエティ ファミリア歯科矯正 |
院長大塚 亮 | ||||||||||||
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日本矯正歯科学会 臨床指導医(旧専門医)とは?
矯正治療の技術の優秀性を証明する資格です。 日本矯正歯科学会では、患者さんに安全で適切な医療を提供することを目的とし、矯正治療に関して適切かつ十分な学識と経験を有する者に対して【認定医制度】を設けています。
認定医制度は、取得条件によって認定医・指導医・臨床指導医(旧専門医)に分類され、中でも臨床指導医(旧専門医)の資格を有するには非常に厳しい条件が設けられています。
臨床指導医(旧専門医)の資格取得には
- 歯科医師免許および学会認定医資格を有する者
- 7年以上継続して日本矯正歯科学会の会員である者
- 学会の認めた刊行物あるいは学会の認めた学術集会において、矯正歯科臨床に関連する報告を発表した者
- 学会の定めた10種類の課題症例を自分で治療し、その全ての治療結果と予後判定が学会の定めた基準を満たして合格すること
- 学会倫理規定を遵守する者
以上の条件を満たした者のみ取得することができます。
臨床指導医(旧専門医)がインビザラインをやっているとなぜ?良いのか?
インビザラインは歯科医師の歯科矯正治療に関する知識や技術、経験が大きく影響する治療です。
インビザラインは治療計画が非常に重要で、歯科矯正に関する知識や技術が無い歯科医師が治療計画を立てると、治療が進むにつれてかみ合わせが合わなくなってきたり、治療のズレなどに対応できない可能性があります。
また、抜歯を伴う症例や複雑な歯の動きが必要な症例にも対応しきれない可能性があります。
インビザラインは3Dテクノロジーを駆使し、コンピューター上で治療計画を立て、出来上がってきたマウスピースを使用して治療していくため、ワイヤー矯正と違い歯科医師なら誰でも簡単に治療ができるのでは?と思われがちです。
しかし、インビザラインこそ矯正治療に関する高度な技術と知識、治療経験が治療結果に大きな影響を与えます。
そこで、非常に厳しい条件をクリアした臨床指導医(旧専門医)が治療を行うかどうかは、インビザラインで良い治療結果を得られるかどうかの安心材料になります。
全国で矯正治療を行っている歯科医師が約20000人いる中で、認定医は約3000人、臨床指導医(旧専門医)は約300人程度しかいません。
豊富な知識と治療実績があり、さらに厳しい条件をクリアした歯科医師のみが臨床指導医(旧専門医)として認められるため、歯科医師が臨床指導医(旧専門医)を取得しているかどうかは患者さんにとっての医院選びの判断基準となるでしょう。
しかし、資格を取得しているからといって必ずしも良い歯科医師かどうかはわかりません。
臨床指導医(旧専門医)の資格の有無はあくまでも医院選びの参考程度にし、実際にカウンセリングや相談で歯科医師とコミュニケーションを取り、複数の歯科医院の中から自分自身に合った医院を選ぶことが大切です。
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