歯列矯正を始めたけれど一時的に外したい!外すときの注意事項や費用は?
更新日:2022/04/07
歯列矯正について悩んでいる人、悩んでいるうちにアレコレ心配になってしまう人は多いのではないかと思います。
結婚式や入学式など、一生もののイベントのときには口元を気にせずキレイな歯並びで思い切り笑いたい!素敵な写真を残したい!と考えますよね。
大切なお金と時間をかけて歯列矯正をしたはいいが、万が一歯列矯正の治療が終わっていなかったら…。そう考えるとなかなか一歩が踏み出せない…。
この記事では、結婚式や成人式といった大切なライフイベントが起きたときに歯列矯正の治療が終わっていなかった場合、一時的に矯正装置を外すことができるのか?歯列矯正の種類って?について説明していきます。
目次
歯列矯正の装置は好きな時に外せるのか?
外せる場合と外せない場合があります。これは、治療を受ける医院によって異なります。また、歯列矯正装置には種類があります。装置によっては、自分で着脱可能なものとそうでないものがあります。
そして、矯正治療では、必要に応じて健康な歯であっても抜歯をすることがあります。
治療途中で抜歯後の隙間が閉じきっていない、歯がキレイに並んでいない状態では矯正装置を一時的に外しても見た目的な問題がクリアできているとは言えません。
・歯列矯正途中に外せるかどうか
・外したときに自分の歯並びがどのような状態であるのか
の2つに注意が必要です。
歯列矯正によって得られるメリット
忘れてはならないのが歯列矯正によってなにが得られるのか、なぜ歯列矯正をするのかということです。
人によって治療によって得るメリットについての感じ方は様々ですが、皆さんが感じられるだろう歯列矯正の良さをいくつかご紹介していきます。
- 自信を持って笑える→自己肯定感アップ
- ハミガキがしやすい→虫歯、歯周病予防
- 上下の歯がしっかり咬み合うことで咀嚼ができる→胃腸の負担軽減、痴呆防止
などが考えられます。
歯列矯正の種類
歯科医院で装置を外す処置が必要かどうかは、歯列矯正の種類によって異なります。
大きく分けて下記の種類があります。
ワイヤー矯正
皆さんが歯列矯正と聞いてまず初めに想像するのがこのワイヤー矯正かと思います。
ブラケットという装置を歯に装着し、ブラケットにワイヤーを通します。
このワイヤーの力を利用し歯を並べます。
基本的に矯正終了まで外しません。
舌側矯正
舌側矯正は歯の裏側に装置を付けるワイヤー矯正です。
通常のワイヤー矯正とは異なり装置が見えませんが、歯科医師の技量が必要になり通常より費用が高くなります。
基本的に矯正終了まで外しません。
マウスピース矯正
オーダーメイドのマウスピースを定期的に交換していくことで、少しずつ歯を動かしていく矯正です。
歯並びや顎のズレなどによっては対応できない可能性があります。
自分で着脱が可能です。
外す必要があるのはワイヤー矯正
笑ったときに見えない | 自分で着脱ができる | |
ワイヤー矯正 | × | × |
舌側矯正 | 〇※ | × |
マウスピース矯正 | 〇 | 〇 |
※ 抜歯をした場合、一時的にワイヤーが隙間から見える可能性もある。
費用
あらかじめ一時的に外したい時期が決まっていれば矯正治療開始前に必ず歯科医師に相談をしてください。
そこまでに治療が終わっているのか、一時的に外してもある程度歯が並んでいるのか、矯正装置を外す際の費用の有無について確認をしてください。
歯列矯正は自費治療ですので、着脱の際の費用はもちろん治療費も歯科医院によって異なります。
歯の後戻り
矯正治療終了後はまだ歯が動きやすい段階にあり、歯並びが崩れないように後戻り防止のために保定装置を必ず入れます(マウスピースのようなもの)。
一時的に外す場合にも歯が動きやすいため、保定装置が必要になる場合があります。
大前提として歯列矯正は年単位を必要とする
基本的に歯列矯正の治療は数年単位を必要とし、そのあいだは常に矯正装置はつけたまになります。
マウスピース矯正であっても食事と歯磨き以外では外しません。
見通しを立てて事前に歯科医師に相談を
ワイヤー矯正を一時的に外すこと自体は可能ですが、歯のダメージや後戻りを考えると外さなくても済むように計画的に治療に臨めると一番安心です。
そのうえで一時的に外す場合は、歯科医師としっかり相談してください。
まとめ
ワイヤー矯正の場合は、歯科医師による施術によって一時的に外すことが可能です。
ですが、後戻りのリスクや対処法について知っておくことが必要になります。
成人式など見通しが見えている場合は事前に歯科医師に相談しましょう。
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