歯科医院でレーザー治療が取り入れられている理由
更新日:2021/08/02
矯正治療や一般歯科では、近年レーザー治療が取り入れられているということを知っていますか?
美容皮膚科でよく見られるレーザー治療器ですが、歯科ではエルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー)のみが使われています。
エルビウムヤグレーザー(Er:YAGレーザー) を使って治療する効果は多岐にわたります。
今回は、メリットを紹介します。
痛みが少ない
矯正治療中は虫歯や歯周病になりやすいのにもかかわらず、歯磨きがしにくくなります。そのために虫歯や歯周病になってしまった場合には、治療も難しくなります。
そこで、レーザー治療器の出番です。最小限の削り、痛みも少なく麻酔なしで治療ができてしまいます。
音や振動が小さい
レーザーなので、歯医者独特の削る音もありません。振動も小さいです。
その代わり、デメリットとしては、従来の削りに比べると時間がかかるというものがあります。
熱作用で殺菌効果がある
歯周病治療では歯周病菌を除去。原因となっている最近を減らします。
さらに、止血効果、さらに弱った歯肉の血行回復、治療促進の効果が見込めます。
そのため矯正治療で歯周病になってしまったときも安心です。
安全性が高い
レーザーは多種多様になりますが、エルビウムヤグレーザーは表面にのみ作用するので、内部をうっかり…といった心配が少ないです。
痛みの抑制もできる
レーザーは口内炎に対応しています。 矯正治療中に口内炎を経験することは非常に多いです。そんな時も治療の選択肢が増えます。
歯の神経を保護
矯正治療では知覚過敏になりやすいです。知覚過敏の治療では、歯の表面に薄い膜をレーザーで作ります。膜を作ることで知覚過敏の原因となる神経を保護します。
矯正治療の外科手術でも大活躍!
矯正治療では、歯肉を切除して歯の萌出を促す、また舌小帯、上唇小帯の削除をすることがあります。これらをレーザーでは出血が少なく行うことができます。
まとめ
ご紹介したとおり、レーザー治療器には矯正治療中の口内環境にとってのメリットが多くあります。
そのため、矯正治療のかかせないパートナーとしてレーザー治療器を導入する矯正歯科が増えているのです。
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