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歯科衛生士がおすすめする歯磨き粉を効果別に紹介!

更新日:2023/06/16

歯磨き粉を選ぶ際に、皆さんは何を基準に選びますか?
最近では、CMやSNSなどでおすすめの歯磨き粉が紹介されているのを目にする機会も増え、ドラッグストアでもたくさんの種類の歯磨き粉が販売されており、何を基準に選べば良いか悩んでしまう方も多いはずです。
歯磨き粉は含まれている成分によって効果が変わってきますので、効果別で分類し、おすすめの歯磨き粉を紹介します。

知覚過敏に効果のある歯磨き粉

冷たいものが歯にしみる、知覚過敏の症状がある場合は“知覚過敏の症状を抑える“効果のある歯磨き粉がおすすめです。
知覚過敏の症状を抑える効果のある歯磨き粉には、硝酸カリウム・乳酸アルミニウムが含まれています。

硝酸カリウム

即効性があり、歯の神経の過敏反応を抑えることで知覚過敏の症状を抑えます。

乳酸アルミニウム

持続性があり、刺激が伝わる経路となる象牙細管をブロックすることで知覚過敏の症状を抑えます。

これらが含まれていて、テレビCMでも聞き馴染みのある アース製薬の『シュミテクト』がおすすめです。

ドラッグストアなどでも手に入りやすく、値段もお手頃なので、知覚過敏の症状にすぐに効果が欲しい方などは、すぐにお試しいただけるため、おすすめです。
特に症状の強い部分に歯磨き粉を塗り込むように使用すると、より効果を実感しやすいです。
シュミテクトは知覚過敏だけでなく、他にもむし歯予防やホワイトニング、すべてのお悩みに網羅したコンプリートワンなどの製品も販売しています。

シュミテクト 歯周病ケア【医薬部外品】歯磨き粉 知覚過敏ケア 高濃度フッ素配合<1450ppm> 1個 (x 1)
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むし歯予防に効果のある歯磨き粉

むし歯予防には、フッ素が高濃度で配合されているものがおすすめです。
現在ドラッグストアで手に入る最も高濃度のフッ素濃度は1,450ppmで、最近ではさまざまな種類の歯磨き粉に1,450ppmのフッ素が配合されています。

フッ素は聞いた事がある方も多いですが、フッ素以外にも、モノフルオロリン酸ナトリウム・フッ化ナトリウム・キシリトールの成分が含まれているものもむし歯予防に効果的です。

LION 『クリニカ アドバンテージ』は、
フッ素が1,450ppm含まれており、顆粒状の研磨剤(清掃剤)が入っていないため歯面が傷つきにくいです。さらにペースト状の歯磨き粉なので泡立ちにくく、口腔内全体まで歯ブラシを行き渡らせやすい点がおすすめです。フレーバーも刺激が少ないため、刺激が強いものが苦手な方は是非お試しください。

クリニカ アドバンテージ [医薬部外品] ハミガキ クールミント 歯磨き粉 フッ素 130g×3個 +フロス付き
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ホワイトニングに効果のある歯磨き粉

歯の着色や黄ばみが気になる方には、ホワイトニング効果のある歯磨き粉がおすすめです。
ホワイトニング効果のある成分は、ポリリン酸ナトリウム・短鎖ポリリン酸・EXポリリン酸
PEG(ポリエチレングリコール)・PVP(ポリビニルピロリドン)・ハイドロキシアパタイトなどです。
GCの『ルシェロ 歯みがきペースト ホワイト』は、弱アルカリ性の力で刺激を抑えながらステインを落とすことができます。

高濃度に配合した歯にやさしいLime粒子によって落としにくいステインを除去することができ、さらに薬用成分のポリエチレングリコール(PEG)400が配合されているため、タバコのヤニを溶解除去するのに効果的です。フッ素も950ppm配合されているので、むし歯を予防しながらホワイトニングに高い効果を実感できる点が、おすすめのポイントです。

GC ルシェロ歯磨きペースト ホワイト100g
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口臭予防に効果のある歯磨き粉

口臭予防には、イソプロピルメチルフェノール・塩化セチルピリジニウム・ラウリルイルサルコシンナトリウムの成分が配合されているものが効果的です。

LIONの『デントヘルス 口臭ブロック』は、ラウロイルサルコシンナトリウムが配合されているため、口内の浮遊菌を殺菌する効果があり、口臭原因となる菌を減らす効果があるため口臭予防におすすめです。

他にも歯周ポケット内のバイオフィルムに作用し、歯周病予防に効果のある“イソプロピルメチルフェノール“、硫化水素・メチルメルカプタン・アンモニアなどの口臭の原因物質を吸着する“グルコン酸銅“なども配合されているため、口臭予防に高い効果を発揮します。ドラッグストでも手に入りやすいため、おすすめです。

ライオン デントヘルス 薬用ハミガキ 口臭ブロック 115g
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歯磨き粉を使用する際の注意点

歯磨き粉はあくまで症状を和らげたり、予防する目的で使用するため、強い症状があったり高い効果を求めたりする場合は、歯科医院を受診するのがおすすめです。
歯磨き粉を使用する際も、用法・用量を守り、口をゆすぎすぎないのも大切なポイントです。
口をゆすぎすぎてしまうと、有効成分が流れてしまい歯磨き粉の効果が薄れてしまう可能性があります。

この記事を書いた人

オルソペディア編集部

オルソペディア編集部です。矯正関する知識やコラム、お役立ち情報など様々な記事をお届けします。

カテゴリー: お役立ちコラム

タグ: 矯正治療の豆知識

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