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魅力的な笑顔のカギ「カーブ」と「対称性」

笑顔は人に嫌な印象を与えません。

「顔立ちより「素敵な笑顔」に人は魅力を感じる」の記事でも取り上げましたが、人は顔立ちよりも素敵な「笑顔に魅力」を感じるというデータが出ています。

では、魅力的な笑顔を作る鍵はなんでしょうか?答えは「カーブ」と「左右対称性」です。

笑顔のカーブ「スマイルライン」って?

笑ったときに見える、上の前歯の先端(前歯の下の部分)を結んだ線のことを「スマイルライン」といいます。

「スマイルライン」は、下唇のラインに沿って緩やかなカーブを描くほど女性的な魅力が高まります。

女性のモデルでは「スマイルライン」のカーブがより大きいほうが顔立ちを引き立たせ、一方でカーブがなく直線的になると男性的になるという論文もあります。

笑顔の対称性。上下のライン「正中線」って?

(オルソペディアの記事に登場するもぐらさんの矯正中の歯より。正中線がずれています。)

上下の歯を噛み合わせた時に、上の歯と下の歯の真ん中を結んだラインを「正中線」といいます。

この「正中線」にズレがあると、笑顔のフォルムがアシンメトリー(非対称)なものになってしまい、男女関係なく笑顔の魅力度が大きく下がってしまいます。

理想的な歯並びは、上下で歯の真ん中がぴったりとあったものです。

もし、この正中線のラインがアシンメトリーな方でも、歯列矯正の治療によってそのずれを改善するケースが少なくありません。

とくに、歯の生え方や歯並びの悪さが原因で正中線がずれてしまっている場合は、歯列矯正で歯を移動させることでずれを改善できる可能性が高いです。

ただし、あごの骨が歪んでいる、曲がっているなど骨格の非対称性が大きなケースでは、歯列矯正だけでは治療が難しいこともあり、外科的な手段(手術)が必要な場合があります。

左右が非対称なスマイル。「カント」について

笑顔の非対称性は、上下のラインだけに見られるものではなく、スマイル時の歯列に左右で傾きが生じる「カント」と呼ばれる症例もあります。

「カント」を改善させる治療は、以前は骨切りなどの外科手術を必要とする難易度の高いものでしたが、現在では歯科矯正用アンカースクリューによって骨きり手術を避けることが可能になっています。

スマイルのときに上下左右のラインに非対称性が見られるような歯並びでも、矯正治療によって改善することができる場合が多くあります。

笑顔の見え方でお悩みの方は、ぜひ矯正歯科医にまで気軽にお問い合わせくださいね。